tetsukoartsound’s diary

たべものブログ

Bar Pippin

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CIROC VINEYARD

ぶどうからできたウォッカがベースのカクテル

ぶどうを口に含んだ時の 香り 甘み 渋み 酸味  ヌルッとした食感などが 層を成して3D感覚で広がる  

これだけの要素が なぜ独立して立体を構成しているかのように感じることができるのだろう  混じり合ってボヤけることなく どれもが 奥行きを持って五感に感じられるのは どういうことなんだろう

絵の具なら濁ってしまいそうな状況を これだけクリアに 共存させている黄金比は とても見事

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奈良らしいメニューは 月ヶ瀬の かぶせ茶が使われて スッキリ 知的な感じの味わいに 

ガーシュイン・コールポーターによる BGMはCDではなくアナログ盤のピピンが流れる  柔らかな音質が 空間の温度感を保っている

お店に入った瞬間  ロートレックの描いた時代 世界観がシンクロ

銀座にある三島由紀夫が愛した小さなBARの持つ温度感や ベテランバーテンダーのさんの所作 そこに集う人たちが醸し出す空気感が 印象的だったので そんな所が 奈良にもあればいいのになと ずっと探してた

バーテンダーの宮崎剛志さんは 近くでワインバーを営むソムリエ 神崎さんの奈良ホテル勤務時代の後輩なのだそう

H25年には バーテンダーのオリンピック ディアジオワールドクラスで世界総合3位を獲得されたという

お店では 他店では味わえない 9種類のオリジナルカクテルが味わえる  次回は何にしようか

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