新緑萌え 直前 エネルギー秘めた嵐山を 借景に
2015年3月できたての翠嵐の門をくぐる
これから萌黄に移ろいつつある 古さと新しさの融合した お庭を
ちょっと隠れ家的 ホテル エントランスへ
写真では とても語り尽くせない・・至極繊細技 先付け
たったこれだけの量の中に 集中して 込められた 味
季節の貝と山菜 やんわり苦味は 春の証
異なる食感のハーモニーが 器から飛び出すよう
コンサートの 1曲目に どの曲を配置するか その想いと重なった
コース料理って コンサートのプログラミングと 似てますね
前菜 こんなアレンジが あったのですね
口腔内の細胞が 歓喜に 騒ぎ出す
いまだかつて 味わったことのない 発想 食感
iceのかけら散りばめ 温度感にも サプライズ
フラットな 板状の器 一見 食べにくそうだけど ひとつひとつを
楽しむための 意図が 隠されていることに 気付く
向付 さりげなく 薬味は ハーブ
とても深い 透明な湖に 漂うは 鯛
焼物 白味噌 モダンアレンジ
その自由自在感が 可能の宇宙を 泳ぐ
ほどよい 柔らかさ 穴子に
温か エッジを抑えた 口あたりまろやか キュウリが 優しく寄り添う
俵屋宗達みたい 大胆 レイアウト 絶品 お肉料理
脇侍のごとく お野菜たちの 見事な変身 洗練&しなやか
新牛蒡 焼きキャベツ ディップ2種 もろみ クリーミー山葵
漬け茶漬け ぶぶ実山椒
深く味付けされた 鮪 薄めのお茶が よくあう
水物 ミニャルデーズ4種
粒あん桜餅 フィナンシェ 黒豆入り抹茶パウンド 桜羊羹
一言で表現するなら まさに 和食ルネッサンス
食感は 味 ですね!
創作心 啓発してくれる 見事な creationでした
感動薄れぬうちに キャンバスの 地塗りに もう一層試みるワタシなのでした
京 翠嵐 コース料理 嵯峨