ストールの色に合わせて作っていただいた
グレープフルーツ baseのカクテル
テーブルに置かれた 巣作り中の 燕を開くと
折り紙の中に 八寸のお品書き
『最初から デザート?』
『サラダで ございます』
『見た目フレンチ 中身は和だね』
ムースの下は 筑前煮ゼリー
花筏をイメージした ソース 春の川
譜面のような料理映えするお皿は
オーダーされた 信楽焼の 珍しい陶器
店名 龍の髭が絵付けされた お皿の中は 食べる 枯山水
ヒラメ+ 奈良漬 マグロ+ 金山寺味噌
こんなお刺身 はじめて 楽しい発想
知育菓子ねるねるねるね の発想の衝撃とも 通じる
グリンピースのポタージュの下の層は 豆腐
甘酢に漬けた鏑の上に 鰆
そえられた柚子入サワークリームで
まったく想定外の 新鮮な味わい
明治維新って感じ
竹取物語をイメージされたという一品
木の芽和えではなく バジル和え
抹茶で描かれた 竹 アーモンドで表現された土
薬味が 絵であることの 楽しさ
食事は 半分 目で食べてるのですね
海老の横には かぼちゃの薔薇
百花繚乱
赤身と脂身のバランスいい 信州産の牛肉
翡翠の瞳 鮑
貝の裏を見ると 確かに翡翠色
『今日は 何かのお祝いですか』
『いいえ ただのデートです』
炊き込みごはん
茶碗の内側に アシンメトリーな陰影
空っぽになった時にも 計算された遊び心
右手前 桜のシフォンケーキのソースは ほうれん草
創作心 くすぐられる楽しい演出
オリジナルの器も 料理の内容とマッチしていて
目も お腹いっぱいに なったのでした
龍の髭 花言葉は 変わらない心